60代になって、毎日の生活に欠かせないものが増えた。めがね(老眼鏡)と部分入れ歯(歯も悪くした)。
下の歯の治療で部分入れ歯を入れてから、毎日の洗浄が欠かせなくなった。めがねも汚れがたまりやすい。手で洗っても、細かいところまではなかなかきれいにならない。
そんな毎日を支えてくれているのが、シチズンの超音波洗浄器SWT710。2016年、部分入れ歯を毎日きれいに洗いたくて購入した。もう10年になる。
購入したのは2016年。部分入れ歯を毎日洗うために買って、初日から朝晩欠かさず使っている。めがねやアクセサリーの洗浄にも重宝していて、今では手放せない。
10年。壊れていない。洗浄剤もいらない。
超音波洗浄器ってなに?
知らない方のために簡単に説明すると、水を入れてスイッチを押すだけで、超音波の振動で目に見えない泡が発生し、その泡がはじける力で汚れを落としてくれる機械。
手が届かない細かいすき間の汚れまで、勝手にきれいにしてくれる。
めがね屋さんに置いてある、あの「ブーン」と音がする洗浄器。あれが自宅で毎日使えると思ってもらえればいい。
10年使って感じていること
水だけできれいになる
これが一番伝えたいこと。水道水を入れてスイッチを押すだけ。
シチズンから専用の洗浄液(ミクロマジック)も別売りされている。使えばもっときれいになるのかもしれないけれど、私は10年間使っていない。水だけで十分きれいになっていて、不満がない。
めがねを洗浄器に入れて60秒。取り出すと、レンズの曇りがすっきり落ちている。鼻パッドのまわりにたまった皮脂汚れも、自分では触れないのに、きれいになっている。汚れが気になったときにさっと洗えるのがいい。
部分入れ歯は朝と夜の1日2回。歯ブラシで磨いたあとに超音波洗浄器にかけると、ブラシでは届かなかった隙間の汚れが浮き出てくる。目に見えてきれいになるので気持ちがいい。
実は母が、入れ歯洗浄剤のつけ置きタイプを使っている。それを見るたびに思うのは、入れ歯は毎日口に入れるもの。洗浄剤の成分が残っていないか、正直ちょっと気になる。その点、水だけで洗える超音波洗浄は安心感がある。口に入れるものだからこそ、水だけできれいになるのはありがたい。
※母は総入れ歯なので洗浄剤を使っていますが、部分入れ歯でも総入れ歯でも、超音波洗浄器は使えます。
操作がとにかく簡単
水を入れる。洗いたいものを入れる。タイマーを選んでスイッチを押す。終わったら水を捨てる。
これだけ。
タイマーは5段階(60秒〜300秒)。普段のめがね洗浄なら60秒で十分。部分入れ歯は120秒くらいにしている。タッチパネル式で、濡れた手でも押せるのが地味にありがたい。
私は部分入れ歯を洗浄器にかけている間に、残りの自分の歯を磨いている。歯磨きが終わる頃にはちょうど洗浄も終わっているので、待ち時間はゼロ。
60代になると、操作が複雑な家電は使わなくなる。その点、これは水を入れてボタンを押すだけ。覚えることがない。だから10年続いている。
10年壊れない
2016年8月に購入して、2026年の今も現役。初日から朝晩毎日。10年間使い続けて、壊れる気配もない。
……とは言ったものの、正直に白状すると、蓋は壊してしまった。落とした拍子に割れて、今は蓋なしで使っている。
でもこれ、逆に発見だった。蓋がなくても洗浄にはまったく問題がない。 水はねもしないし、洗浄力も蓋ありのときと変わらない。
10年使って壊れたのは、落とした自分のせいで割れた蓋だけ。本体はびくともしていない。シチズンの品質に素直に感心している。
部分入れ歯の洗浄が、購入の決め手だった
そもそもこの洗浄器を買ったのは、部分入れ歯を毎日きれいに洗いたかったから。
部分入れ歯は形が複雑で、歯ブラシだけでは細かいところまで届かない。しかも朝と夜、1日2回洗う必要がある。入れ歯洗浄剤を使う方法もあるけれど、毎日2回だとコストがかかるし、つけ置きの時間も必要。
超音波洗浄器なら、水だけで、60〜120秒で、すき間の汚れまで落ちる。洗浄剤のランニングコストがゼロ。 朝の忙しい時間でも、水を入れてボタンを押すだけ。つけ置きで待つ必要がない。
10年で考えると、洗浄剤代だけでかなりの金額を節約できていると思う。
「ここは知っておいてほしい」ポイント
いいことばかり書いてきたので、正直に注意点も。
洗えないものがある
べっ甲のめがね、宝石付きのアクセサリー(真珠、オパール、エメラルドなど)、偏光レンズ、プラスチックレンズのめがね、腕時計本体(防水型を含む)は洗えない。取扱説明書に詳しく書いてあるので、最初に確認してほしい。
場所をとる
サイズは幅22cm × 奥行13.8cm × 高さ14.1cm。お弁当箱くらいの大きさ。洗面台やキッチンカウンターに常設するなら、そのぶんのスペースは必要。
私は洗面台に無印良品の後付けの小棚を取り付けて、そこに置いている。ひとり暮らしの狭い洗面所でも、ちょっとした工夫で収まる。置き場所さえ決まれば、あとは毎日の習慣になる。
10年使った人間が思う「こんな人に使ってほしい」
- 部分入れ歯を使い始めた人。 洗浄剤のコストと手間から解放される。朝晩2回でもストレスゼロ。
- めがねを日常的にかけている人。 汚れが気になったときにさっと洗える。
- アクセサリーや指輪をよくつける人。 細かい装飾の間の汚れが驚くほど落ちる。
- 洗浄剤を毎日買うのがもったいないと感じている人。 水だけで落ちる。
- 細かい操作が苦手になってきた人。 水を入れてボタンを押すだけ。
逆に、めがねも入れ歯も使わないという方には、正直なところ出番が少ないかもしれない。アクセサリーや時計バンドの洗浄にも使えるけれど、それだけのために買うかというと、コスパは微妙。めがねか入れ歯(部分入れ歯・総入れ歯どちらでも)、どちらか一つでも使っている方なら、元は確実にとれる。
商品情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | シチズン 超音波洗浄器 SWT710 |
| メーカー | シチズン・システムズ |
| 超音波周波数 | 40kHz |
| 振動子 | 2個(強力洗浄) |
| 洗浄槽容量 | 約800ml |
| タイマー | 5段階(60・120・180・240・300秒) |
| サイズ | 幅220 × 高さ141 × 奥行138mm |
| 重量 | 約1,270g |
| 電源 | AC100V |
| 消費電力 | 40W |
| 実売価格 | 約8,000〜10,000円前後 |
まとめ:地味だけど、毎日の暮らしを確実に底上げしてくれるもの
超音波洗浄器は、派手な家電ではない。SNS映えもしない。誰かに自慢するようなものでもない。
でも、毎日使うめがねと部分入れ歯が、いつもきれいでいられること。それだけで、毎日がちょっと気持ちいい。
10年間、壊れずに、洗浄剤もいらずに、水だけで、毎日きれいにしてくれている。
8,000円で買った家電が、10年間毎日働いてくれている。1日あたり約2円。これ以上コスパのいい家電を、私は知らない。
60代の暮らしに静かに寄り添ってくれる、そういう家電。

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