【年間175冊】読書嫌いだった60代がAudibleにハマった話|目が疲れても本が読める時代になった

私は根っからの読書好きではなかった。

読むのは仕事に関係する本か、ハウツーもの、料理本。日常に直結するものばかり選んでいた。小説を読む習慣はなかった。

それでも本は増え続けた。買っては積み、積んでは忘れ、積読の山はみるみる高くなる。読まなきゃと思うほど億劫になる。

そんな私が、今では年間175冊。今年もすでに18冊を聴き終えた。

きっかけはAmazonのAudible(オーディブル)。でもそこにたどり着くまでに、ちょっと遠回りをした。


目次

最初はKindleの音声読み上げだった

最初に「聴く読書」に出会ったのは、Audibleではなかった。

Kindleの電子書籍をiPhoneの音声読み上げ機能で聴く、という方法。これが意外と便利で、読みたい本を読みたいときに聴ける。紙の本が読みづらくなっていた私にとって、これは発見だった。

思えばこの頃から「聴いて読む」という習慣が始まっていた。

ただ、致命的な問題があった。漢字の読み間違い。

機械の音声読み上げだから、漢字を正しく読めない。たとえば「前頭葉」を「まえあたまは」と読み上げる。いちいち頭の中で漢字変換しなければならない。これがストレスで、聴いていて気持ちよくない。

それでも「聴く読書」の便利さは実感していたから、しばらくはKindleの読み上げで我慢していた。


Audibleとの再会

Audibleの存在は前から知っていた。でも以前に試したときは、タイトル数が少なかったし、ナレーションも棒読みで、わざわざお金を払うほどではないと思った。Kindleの読み上げで十分だと。

あるとき、久しぶりにAudibleを覗いてみた。

驚いた。

まずタイトルの数がものすごく増えていた。そしてナレーションのレベルが、以前とは比べものにならないほど上がっていた。プロの朗読者が、登場人物の声色を変え、間を取り、感情を込めて読んでくれる。

Kindleの機械読み上げとは、まったく別物だった。

お金を払ってでも、こちらのほうがはるかにいい。そう確信して、一気にAudibleに切り替えた。


ミステリーの面白さを教えてくれた人

Audibleに切り替えた私に、もうひとつの転機があった。

ブックYouTuberの「まさき」さん。彼の動画でミステリーの面白さを知った。

それまでミステリーなんて読んだことがなかった。仕事の本とハウツーしか読まなかった私が、まさきさんの紹介を聴いて「これ、面白そう」と思った。

紹介された本でAudibleになっているものを片っ端から聴き始めたら、止まらなくなった。

「国宝」「イクサガミ」「ほどなくお別れです」「木挽町のあだ討ち」——どれもAudibleで聴いた。
特に国宝は、尾上菊之助さんのナレーターだから、まさに本物の歌舞伎を味わっているような最高の作品。
また、これらが聴いたあとから映画化されたり、Netflixで話題になったり。
Audibleで先に出会って、映画館にも足を運ぶ。この楽しみ方ができるのも、聴き放題で気軽にいろんな作品に手を伸ばせるからこそ。

60年以上生きてきて、初めて「読書が楽しい」と思えた。


「ながら読書」で、読書量が爆発した

Audibleで一番変わったのは、読書の時間が増えたこと。

目で読む読書は、読書のために時間を確保する必要がある。座って、本を開いて、集中する。Audibleは違う。何かをしながら聴ける。

  • 家事をしながら。 洗い物や掃除をしているとき、耳は空いている。
  • 散歩しながら。 イヤホンをつけて歩くだけで、散歩が読書の時間になる。
  • 移動しながら。 電車でも車でも、聴ける。

今まで「何もしていなかった時間」が、全部読書の時間に変わった。

そして私は2倍速で聴いている。最初は1倍速だったけれど、慣れてくると普通の速度がゆっくりに感じる。2倍速でも内容はちゃんと頭に入る。むしろ集中力が上がる。

ながら読書 × 2倍速。これで年間175冊に到達した。


Audibleに「ハズレ」が少ない理由

Audibleで気に入っているのは、ラインナップにハズレが少ないこと。

考えてみれば当然で、Audibleに音声化される時点で、すでにかなりの人気作品が選ばれている。売れていない本をわざわざプロのナレーターを使って音声化することはない。

つまり、Audibleに並んでいる作品は、ある程度「面白い」とお墨付きをもらったものばかり。だから何を選んでもそれなりに楽しめる。

「次は何を聴こう」と悩んだら、おすすめから適当に選んでも大丈夫。この気軽さが、読書を続けるコツかもしれない。


目が疲れない。これがすべて。

60代にAudibleをすすめる一番の理由は、目が疲れないこと。

老眼鏡をかけても、長時間は辛い。スマホやタブレットの電子書籍も、結局は画面を見ている。

Audibleなら目を使わない。目を閉じていても本が読める。お風呂に入りながらでも読める。暗い部屋でも読める。

「目が疲れるから本を読まなくなった」という人にこそ、試してほしい。


年間175冊の悩み:何を読んだか忘れる

聴く量が増えると、別の問題が出てくる。何を読んだか忘れる。

タイトルと作者がよほど強烈な印象でない限り、一致しなくなる。「あの話、面白かったんだけど……タイトルなんだっけ?」ということが頻繁に起きる。

だから備忘録は必須。聴き終わったら、タイトルとひとこと感想だけでもメモしておくことをおすすめする。

私は「みんチャレ」というアプリを使っている。5人チームで毎日の習慣を報告し合うアプリで、読書チームに参加して、毎日何を聴いたかを投稿している。

これが思った以上に効果がある。チームに報告するために毎日聴く習慣が途切れないし、投稿が履歴になるから、あとから「あのとき何を聴いていたか」を追える。ひとりだと続かない人に、みんチャレはおすすめ。


Audibleだけでは足りない、正直な理由

ここまでいいことを書いてきたけれど、Audibleだけで読書生活が完結するかというと、正直に言えばしない。

しっかり読みたい本は、紙かKindleで買う。 聴いて気に入った本を、あらためて紙やKindleで読み直すこともある。耳で受け取る情報と、目で追う情報は、やっぱり少し違う。じっくり味わいたい文章は、文字で読みたくなる。

最新刊や読みたい本がAudibleにないこともある。 人気作品でも、音声化されるまでに時間がかかったり、そもそもAudibleに対応していない本もある。だからAudible一本にはできない。

私の使い分けはこう。

  • Audible → 日常の読書。ながら読書で量をこなす。新しい作品との出会い。
  • 紙・Kindle → しっかり読みたい本。Audibleで気に入った本の読み直し。Audibleにない本。

この組み合わせが、今の私にとって一番心地いい。


商品情報

項目内容
サービス名Amazon Audible(オーディブル)
月額料金1,500円(税込)
コンテンツ対象作品聴き放題(12万作品以上)
対応デバイススマホ・タブレット・PC
無料体験30日間無料体験あり
解約いつでも解約可能

まとめ:読書嫌いが、年間175冊になった

仕事の本とハウツーしか読まなかった私が、60代でミステリーにハマり、年間175冊を聴くようになった。

きっかけはKindleの読み上げ。でも漢字の読み間違いが辛かった。Audibleに切り替えたら、プロのナレーションに感動した。ブックYouTuberに出会って、ミステリーの世界が開けた。

人生の後半に、「読書が楽しい」という新しい感覚を手に入れた。

月1,500円。本を1冊買うより安い。それで聴き放題。30日間の無料体験があるから、合わなければやめればいい。

目が疲れても、積読の山があっても、読書が億劫になっていても。耳があれば、本は読める。


この記事は、そばこが1年以上Audibleを使い続けている実体験に基づいています。

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